参加回数が増えるほど難しくなる「初参加のフリ」問題

既婚者合コンテーブル会話イメージ 裏・既婚者合コンの歩き方

ご覧頂き有難う御座います、小林です。今回は既婚者合コン界隈において、参加歴が長い方であればあるほど「あるある」と感じていただけるのではないかと思うテーマ、参加回数が増えるほど難易度が高くなる初参加のフリ問題についての考察です。

既婚者合コンへ何度か参加したことがある方なら、一度くらいはこんな場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか。「今日は初めて参加しました」と自己紹介していた方が、少し時間が経ってから別の参加者に「あれ、この前も別の会でお会いしましたよね?」と言われる。その瞬間、周囲に流れる微妙な空気。相手の方も決して悪気があるわけではなく、本当に見覚えがあったから声を掛けただけ。こうして、ほんの数秒前まで成立していた「初参加」という設定が、いとも簡単に崩壊するわけです。

実は既婚者合コン界隈には、参加歴が長くなるほど増えていく、ある種の悩みがあります。それが「自分がどれくらい参加しているのか、どこまで正直に話すのか」という問題です。もちろん、何回参加しているかを正確に答えなければならないルールがあるわけではありません。「今回が初めてです」と言おうが、「もう何年も参加しています」と言おうが、基本的には本人の自由です。ただ、既婚者合コンという少し特殊な場所では、参加歴そのものが相手から見た印象に影響することがあるため、あえて常連であることを明かしたくないというは当然といえば当然です。

初参加の方から見ると、参加歴が長いというだけで少し特別な存在に見えることがあります。「この人、かなりいろいろな会に参加しているんだな」「ずっと既婚者合コンを続けているのかな」「どうして長く参加しているんだろう」。そんなふうに思われる可能性があるわけです。

特に既婚者合コンの場合、長く参加していることを単純に「経験豊富」と受け取られるとは限りません。むしろ本人としては、「常連だと思われることで先入観を持たれたくない」という気持ちがあるようです。男性の場合は、「いろいろな女性に声を掛けている人なのではないか」と思われることを警戒する方もいますし、女性の場合も、「この人はずっと参加しているんだな」と見られることを避けたい方がいます。

実際、既婚者合コンでは自分が常連であることを積極的に話す人は、それほど多くありません。参加歴が一年、二年程度であっても「何回か来たことがあります」くらいに留める方もいます。もっと長く参加している方になると、「久しぶりなんです」「友達に誘われて」「たまたま予定が空いたので」など、参加歴そのものにはあまり触れないこともあります。

これは必ずしも参加歴を恥ずかしいと思っているということではありません。むしろ、余計な先入観なしにその日の自分を見てもらいたいという心理が大きいのだと思います。既婚者合コンに参加した経験がある方なら分かると思いますが、「初参加」という立場は非常に便利です。「こういう会は初めてですか?」「どうやってこの会を知ったんですか?」。初参加というだけで自然に話題が生まれますし、特に男性の方は常連=遊び人的なイメージで女性の方に避けられる傾向もありますので、参加回数を少なく見積もることには結構なメリットがあります。だからこそ、何度も参加しているにもかかわらず、初参加に近い雰囲気を出したくなる方がいるのかもしれません。

しかし、参加回数が増えるほど、この設定には大きな問題が出てきます。それは単純です。会場で知っている人が増えていくのです。ある既婚者合コンに何度も参加していると、当然ながら顔見知りが増えます。そこで「同じ会社ばかり参加しているから顔を覚えられるんだ」と考え、別の主催会社へ参加する方もいます。これは実際によくある話です。

しかし、ここで既婚者合コン界隈特有の問題が出てきます。自分だけが主催会社を使い分けているわけではないということです。参加者側も複数の主催会社を使い分けています。A社で見かけた人が翌週にはB社にいる。銀座の会で見かけた人が、次は恵比寿にいる。昼会で会った人が別の日には夜会へ参加している。そういうことは珍しくありません。

つまり、自分としては「ここなら誰も知らないだろう」と思っていても、会場に入った瞬間に「あれ、この前別の会にいましたよね?」となる可能性があるわけです。そして、ここで自分が「今日は初めてです」と言っていた場合、相手に悪気がなくても「あれ?」となってしまいます。既婚者合コン界隈は、広いようで意外と狭い。特に複数の会社へ参加する人が増えれば増えるほど、この「どこかで会った問題」は避けにくくなります。

初参加のフリが難しくなる理由は、顔見知りだけではありません。参加歴が長くなると、どうしても会の流れを知り尽くしてしまいます。受付を済ませる。席へ移動する。席替えをする。テーブル移動の前に連絡先交換の時間がある。長く参加している方は、説明される前から次に何が起こるか分かっています。何度も参加している人は、無意識の動作がベテランになってしまう。これはなかなか隠せません。面白いのは、参加歴が長い人ほど、同じように参加歴を隠している人に気付くことがあるという点です。「この人、たぶん初参加じゃないな」と。

理由は単純で、立ち振る舞いに慣れが出ているからです。会場へ入ってから迷わない。席替えのタイミングでスムーズに移動する。妙に自己紹介が慣れている。連絡先交換を切り出すのがやたらスムーズ。そして他の参加者を見た時に、一瞬だけ「あ、知っている人がいる」という反応をするものの、すぐに何事もなかったような顔に戻る。

こういう細かい部分を見ている人は意外と多いものです。ただし、みんな大人ですから、わざわざ指摘しません。「そうなんですね、初参加なんですね」と言いながら、心の中では「たぶん違うけどな」と思っている。これも既婚者合コン界隈ならではの面白さかもしれません。

ここで誤解していただきたくないのは、常連であること自体は決して悪いことではありません。趣味の集まりに何度も参加する。好きな店に通う。同じスポーツクラブへ通う。普通に考えれば、何度も同じ場所へ行くことは何もおかしくありません。既婚者合コンだけ、なぜか「長く参加していることを知られたくない」という特殊な心理が働く。これは、参加者の目的が非常に多様だからでしょう。単純に会話を楽しんでいる人もいれば、友人を作りたい人もいる。気分転換をしたい人もいる。新しい出会いを求めている人もいる。

だからこそ、「何回参加していますか?」という質問に答えにくくなるのかもしれません。参加歴が十年近い方であっても、その十年間毎週参加していたわけではありません。一年に数回しか参加しない時期もある。しばらく完全に離れていたこともある。久しぶりに戻ってきたこともある。単純に参加回数だけでは、その人の参加スタイルは分からないのです。

個人的に一番大変そうだと思うのは、参加歴を隠すことそのものより、以前どこで誰に何を話したかを覚えていなければならなくなることです。ある会では「初めてです」と言う。別の会では「何回か参加しています」と言う。さらに別の人には「友達に誘われて初めて来ました」と話す。こうなってくると、だんだん自分でも何を誰に話したのか分からなくなります。

そして一番危険なのが、同じ人と別の会場で再会することです。「初めまして」と言ったあと、「いや、先月お会いしましたよ」と返される。これはもう参加歴を隠す以前の問題になります。だから個人的には、無理に「初参加です」と言う必要はないと思います。聞かれたら「何回か参加しています」「久しぶりなんです」「いろいろな会に参加したことがあります」くらいで十分なのではないでしょうか。

既婚者合コンでは、「こういう会、何回目ですか?」という質問を非常によく聞きます。初参加の方にとっては何気ない質問ですが、ベテラン参加者にとっては少し答えに困る質問かもしれません。「そこそこです」と笑ってごまかすのも一つ。「何回か参加しています」と答えるのも一つですし、「お前は今までに食べたパンの枚数を覚えているのか?」とネタにするのも一つです。

大切なのは、無理に印象の良い答えを作ろうとしないことだと思います。なぜなら、参加歴よりも、その場でどのような会話をするかのほうが、最終的にははるかに重要だからです。

「この人、十回参加しているんだ」と思われても、その後の会話が楽しく、感じの良い人であれば、参加回数などほとんど関係ありません。逆に「今日が初参加です」と言っていても、どこか無理をしているように見えれば、そのほうが印象に残ってしまうこともあります。実は参加歴が長くなると、初参加のフリより難しくなることがあります。それは「知らない人として接すること」です。

会場に入った瞬間、「あ、あの人だ」と思う。以前話したことがある。別の会で見かけた。LINE交換をしたこともある。しかし、相手が自分を覚えているかどうかは分からない。こちらから「以前お会いしましたよね」と言うべきか。相手が覚えていなかったら少し気まずい。だから何も言わない。しかし相手も「あれ、この人どこかで見たような」と思っているかもしれない。

参加歴が長い方ほど、こういう微妙な場面が増えていきます。そして最終的に、お互い思い出せないまま会話が始まる。これはもう、ある意味で既婚者合コン常連あるあるなのかもしれません。

参加回数が増えるほど、「初参加のフリ」は難しくなります。知っている人が増える。別の主催会社でも再会する。会の流れを知りすぎている。そして何より、自分がどこで誰と会ったのか、だんだん記憶が追いつかなくなる。既婚者合コン界隈は、広いようで意外と狭い世界です。特に長く参加していると、「まさかここで会うとは」という再会が本当に増えていきます。

だからこそ、無理に自分を「初参加」に設定する必要はないのではないでしょうか。常連であることを自慢する必要もありませんし、参加歴をすべて話す必要もありません。ただ、「以前にも何度か参加したことがあります」。そのくらいで十分です。何回参加しているかよりも、その日の会話が楽しいか。相手にどんな印象を残すか。結局のところ、そちらのほうがずっと重要です。

そして、もし「初参加のフリ」が難しくなってきたと感じたなら、それはある意味、この界隈でそれなりの時間を過ごしてきた証なのかもしれません。別の会場で以前会った人から「あれ、この前もいましたよね?」と言われた時だけは、慌てずに「あ、そうでしたね。お久しぶりです」とニッコリするのが一番の最適解なのかもと思いますが皆様はいかがお考えでしょうか?本記事が皆様のより良きコミュニケーションの一助になれば幸いです。

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