【参加者インタビュー】エリカさん(38歳女性)の場合

参加者インタビュー

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ご覧いただきありがとうございます、小林です。既婚者サークルを長く見ていると、参加者の方にもいろいろなタイプがいらっしゃるなと思うわけですが、今回お話を伺ったエリカさんは薬草をたくさん持っているのにもったいなくて使わず、ホイミでまかなえる範囲で行動するとか、その街で一番いい武具をそろえるまで次の町に進まなかったり、戦士・武闘家・僧侶・魔法使いとファミコン神拳でおすすめされていたパーティー構成をそのまま使わず、武闘家・武闘家・武闘家・僧侶タイプとお見受けしました。

38歳。参加歴は約5年。最初は「ちょっと暇つぶしになるかな」くらいの軽い気持ちで参加したそうなのですが、気がつけば都内のいくつかの既婚者サークルに参加し、かなりの人数と顔見知りになっている。男性との関係だけではなく、女性同士のつながりも広く、どこかの会場に行けば女性の方からこっそり「あ、エリカさん久しぶり」と声をかけられることも珍しくないそうです。

ただ、本人は自分を「社交的な人」とは思っていないらしく普段の生活では、人付き合いはそれほど得意ではないとのこと。ではなぜ、既婚者サークルではなにげに人間関係が広がったのか。そのあたりを聞いてみると、既婚者サークルという独特の環境だからこそ生まれる距離感や、女性同士の微妙な人間関係について、なかなか興味深い話が出てきました。今回はそんなエリカさんに、最初の参加から現在まで、かなりぶっちゃけてお話しいただきました。


ーー今日はよろしくお願いします。まず、参加歴5年ということですが、最初はどういうきっかけだったんでしょうか。

本当に軽い気持ちですよ。友達に誘われたんです。「こういうのあるんだけど行ってみない?」って。最初は既婚者サークルっていう言葉自体にちょっと抵抗がありました。何をするところなのかもよく分からなかったですし。でも、その友達が何回か行っていて、「別に変なところじゃないよ。普通にお茶飲んで話すだけだから」と言うので、それなら一回くらい行ってみようかなと。

ーー最初から男性との出会いを期待していたわけではない?

全然です。むしろ、最初は男性とどうこうというより、「知らない人と話すのってどんな感じなんだろう」というくらいでした。私、普段の生活だと人間関係がすごく固定されているんですよ。職場と家と昔からの友達。それで毎日が回ってしまう。だから、まったく知らない人と話すこと自体がちょっと新鮮だったんです。

ーー実際に参加してみてどうでした?

最初は緊張しましたよ。何を話せばいいのかも分からないし、相手も初対面ですから。でも、始まってしまえば意外と普通でした。仕事の話をしたり、住んでいる場所の話をしたり、趣味の話をしたり。普段だったら絶対に知り合わないような人と話せるのが面白かったですね。ただ、一回目は誰かと連絡先交換したかどうかも覚えていません。

ーーそれくらいだったんですね。

そうです。本当に「参加した」というだけ。でも、帰り道に友達と「思ったより普通だったね」と話していたんです。それで、じゃあもう一回くらい行ってみようかって。今思えば、そこが始まりでしたね。

ーー二回目、三回目と参加するようになった理由は?

単純に慣れてきたからだと思います。一回目は緊張していたけど、二回目になると「このくらい話せばいいんだな」というのが分かる。三回目になると、もうかなり楽になって二回目くらいから「前回より楽しかった」という感覚があったんですよね。

別にすごくいい男性に会ったとかではないんです。ただ、いろいろな人と話すこと自体が楽しい。普段の生活では、38歳の既婚女性として見られるじゃないですか。でも、そこでは職業も住んでいるところも知らない人と、最初からフラットに話せる。それが意外と心地よかったんです。

ーーそこから参加回数が増えていった。

はい。月に一回くらいだったのが、気がついたら月二回になって、そのうち別のサークルにも行くようになって。今考えると、完全にハマっていますね。

ーー男性との出会いについてはどうでした?

もちろん、感じのいい男性はいましたよ。でも、最初から「見つけるぞ」という感じではなかったです。ただ、何回か参加していると、男性を見る目は変わってきますね。

ーーどう変わりました?

最初の頃は、単純に「かっこいい」「話しやすい」「優しい」くらいしか見ていなかった。でも、参加回数が増えると、男性のちょっとした違いが分かるようになる。たとえば、女性全員に同じことを言っている人とか。これは結構すぐ分かります。

ーー分かるものですか?

分かりますよ。女性同士って、終わった後に話すじゃないですか。「あの人どうだった?」って。

「私にも同じこと言ってたよ」

「あ、私にも言ってた」

となると、「ああ、そういう人なんだ」と。男性は一人の女性に対して上手くやっているつもりでも、女性側は横で答え合わせをしていることがあるんですよ。

ーーゴレイヌさんの記事にも似た話がありました。

そうですね。ただ、女性の場合は情報交換のスピードが結構速いと思います。別に悪口を言おうとしているわけじゃないんです。「あの人、感じよかったよね」「誰と連絡先交換した?」みたいな話をしているうちに、自然と情報がつながっていく。

ーーエリカさん自身も、かなり情報を持っている側ですよね。

いや、持っているというほどではないです。でも、長くいると嫌でも入ってきます。

「あの人、前にもいたよね」

「あの人、別の会でも見たことある」

「あの二人、前から知り合いらしいよ」

みたいな話は普通にあります。だから、長く参加していると、男性より女性のほうが怖いんじゃないかと思うことがあります。本人は普通に参加しているだけなのに、どこかで誰かとつながっている。特に女性同士は、「この前こうだった」という情報が残っているんですよ。だから、変なことをすると意外とすぐ広まる。

ーーエリカさん自身は、そういう情報交換の対象になったことは?

ありますよ。一時期、ちょっと仲良くしていた男性がいたんです。何回か会って、LINEもしていて、二人で食事にも行っていました。その人のことを、別の女性から「エリカさん、あの人と仲いいんだよね?」って聞かれたことがあります。「なんで知ってるの?」って思いましたよ。

ーーどこから伝わったんでしょう。

後から聞いたら、その女性も以前その男性と話したことがあったらしくて。「あの人、最近エリカさんと仲いいんでしょ」と別の人から聞いたらしいです。私としては、特に隠していたわけでもないんです。でも、「こんなところまでつながってるんだ」と思いましたね。

ーーそれをきっかけに、行動を変えたりしました?

変えました。最初の頃って、もっと閉じた世界だと思っているんですよ。会場で会って、その場が終われば終わり。LINEを交換しても、その人との間だけの話だと思っている。

でも、実際には違う。人はつながっている。これを知ってからは、男性との関係もそうですけど、女性同士の付き合い方も少し変わりました。

ーー具体的には?

あまり人の話をしないようになりました。「この人とLINEしてる」とか「この前この人と会った」とか、以前は普通に友達と話していたんです。でも、それが巡り巡って本人に伝わることもある。別に悪いことをしていなくても、話が変わって伝わることもありますから。

ーー既婚者サークルの女性同士って、仲良くなる人も多いですよね。

そうですね。そこも面白いところです。私の場合、男性より女性の友達が増えました。

ーー意外ですね。

最初は私も意外でした。でも、何度か参加していると、同じ女性と会うことがあるんですよ。

「あ、この前もいましたよね」

みたいなところから始まって、終わった後にお茶したり、LINE交換したりする。男性との関係は、どうしても「この人と合うかな」という目線が入るじゃないですか。でも女性同士だと、それがない。だから、むしろ自然に仲良くなれるんですよ。

ーーその女性同士の関係も、また独特ですよね。

すごく仲良くなったと思ったら、急に距離ができることもあります。同じ男性を気に入っていたことが分かったり、片方だけがその男性と仲良くなったりすると、ちょっと微妙になることがあります。別に誰も悪くないんですよ。「私もその人いいと思ってた」「そうなんだ」それだけなんですけど、そこから少し距離ができる。これ、既婚者サークル独特だと思います。普通の友達なら、同じ男性を好きになるなんてそうそうないじゃないですか。でも、ここだと普通に起こる。

ーーエリカさん自身も経験がある?

ありますよ。以前、仲の良かった女性と同じ男性を気に入っていたことがあります。最初はお互い知らなかったんですけど、後から分かった。しかも、その男性はどちらにもそれなりに好意を示していたので、余計に面倒でした。

ーーそれは気まずいですね。

気まずいですよ(笑)。ただ、私はそのとき、「男性は男性で自由にすればいいし、私も私で好きにすればいい」と思うようにしました。そこで女同士が競争みたいになると、何のために参加しているのか分からなくなるので。

ーーかなり達観していますね。

いや、最初からそうだったわけじゃないですよ。最初の頃だったら、たぶん結構気にしていたと思います。でも、長く参加していると、「まあ、こういうこともあるよね」と思えるようになる。人間関係って、近づきすぎると面倒になるんですよ。

ーー男性との距離感も同じですか?

そうですね。昔は、気になった男性がいると、その人のことをかなり気にしていました。LINEが来たら嬉しい。来なかったら気になる。他の女性ともLINEしてるのかなとか気になる。でも、今はそこまで気にしません。

ーー何かきっかけがあった?

単純に疲れたんだと思います。いちいち気にしていたら、こっちが疲れる。既婚者合コンって、参加しているだけでも結構いろいろな人が見えるじゃないですか。すごく感じのいい人もいるし、ちょっと苦手な人もいる。この人とは合う、この人とは合わない。それを全部真面目に受け止めていたら、疲れてしまう。だから最近は、「今日は楽しかった」で終わればいいかなと思っています。

ーー今でも参加する目的は、男性との出会いですか?

それだけではないですね。もちろん、素敵な男性がいたら嬉しいですよ。でも、それだけを目的にすると、何もなかった日の疲労感がすごい。「今日は何もなかった」と思って帰ることになりますから。今は、面白い人と話せたらそれでいいし、女性の友達と会えたらそれもいい。たまたま気になる男性がいたらラッキー。そのくらいです。

ーーそうなると、かなり長く続けられそうですね。

そうですね。たぶん、「何かを絶対に得よう」と思わなくなったから続いているんだと思います。最初の頃は、毎回何かを求めていました。楽しい会話をしなきゃ。いい人を見つけなきゃ。LINE交換しなきゃ。でも、それをやめたらすごく楽になりました。

ーー最後に、これから参加する女性に何か伝えるとしたら?

最初はあまり期待しすぎないほうがいいと思います。「今日は絶対いい人に会うぞ」と思って行くと、ちょっと違ったときに疲れるので。それより、「普段会わない人と話してみよう」くらいのほうが楽しいと思います。あと、女性同士の情報網は思っている以上にすごいので、変に誰かの悪口を言ったり、知ったようなことを言ったりしないほうがいい。

ーーエリカさん自身、かなり経験されていますからね。

そうですね。私も最初の頃は、いろいろやらかしましたから。

ーー5年参加して、今でも参加する理由は何でしょう?

結局、人じゃないですかね。この人と話したい、という特定の誰かじゃなくて、「今日はどんな人がいるんだろう」という感じ。同じ会でも毎回メンバーが違う。たまに知っている人がいて、「久しぶり」と言える。初参加の人がいて、「初めまして」と話せる。そういう繰り返しが、私は結構好きなんだと思います。

ーーありがとうございました。

~~今回エリカさんのお話を伺っていて感じたのは、既婚者サークルというものが、単純に男女の出会いの場だけではなく、参加者同士の横のつながりが少しずつ形成されていく、女性にとっては独特のコミュニティになっているということでした。

特に女性同士の関係は興味深いところがあります。同じ男性を気に入ったり、以前会った人の話をしたり、別のサークルで再会したり。本人たちはそれほど意識していなくても、参加回数が増えるにつれて、少しずつ「界隈」が出来上がっていく。そして、その界隈が出来上がってくると、最初の頃とは参加の仕方も変わってくる。

初参加の頃は「どんな人がいるんだろう」と緊張していたのに、数年経つと「今日は誰かいるかな」と会場を見渡している。男性との出会いだけを目的にしていたはずが、いつの間にか女性の知り合いが増えている。最初は知らない人しかいなかった場所が、気がつけば「知っている人が何人かいる場所」になっている。これは、長く参加している人にしか分からない感覚なのかもしれません。一方で、エリカさんのお話からは、長く参加するからこそ気を付けたほうがいいことも見えてきます。人間関係が広がれば、その分だけ情報も広がる。「この人と話した」「この人とLINEを交換した」「この人は別の会にも来ていた」。そうした情報は、誰かが意図的に集めなくても、雑談の中で自然につながっていく。

以前の記事でゴレイヌさんにも同じような話を伺いましたが、男性が「自分はうまく立ち回っている」と思っているときほど、女性側では意外と情報が共有されているのかもしれません。

「この世界は意外と狭い」。

これは既婚者サークルに長く参加している人ほど実感することなのではないでしょうか。エリカさんは最後に、「何かを絶対に得ようと思わなくなったから続いている」とおっしゃっていました。

これ、なかなか重要なところだと思います。毎回「いい人を見つけよう」「絶対にLINE交換しよう」と力を入れてしまうと、何もなかった日の疲労感は大きくなる。逆に、「今日はちょっと面白い人と話せればいい」「久しぶりの人に会えればいい」「普通に楽しく過ごせればいい」と考えていると、結果に左右されにくくなる。既婚者サークルを長く続けている人を見ると、意外にもこの「期待しすぎない」という感覚を持っている方が多いように感じます。

もちろん、素敵な出会いがあればそれに越したことはありません。ただ、それだけを目的にしてしまうと、人を見る目も少し変わってしまう。この人はアリかナシかと最初から判断するのではなく、「この人はどんな人なんだろう」と少し余裕を持って話す。そのくらいのほうが、結果的には会話も自然になるのかもしれません。

「これからも参加しますか?」と最後に聞いたところ、「たぶん」と笑っておられました。そして「でも、いつか急に飽きるかもしれませんよ」とも。ただ、その顔を見る限り、しばらくは普通に参加されているような気がします。

既婚者サークルという場所は、最初は知らない人ばかりでも、参加を重ねるうちに少しずつ顔見知りが増えていく。そのうち、「あの人またいるな」と思うようになる。そして気がつけば、自分自身も「あの人、またいるな」と思われる側になっている。このあたりが、既婚者サークルというコミュニティの面白さなのかもしれません。本記事が今後の皆様のより良きコミュニケーションの一助になれば幸いです。

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既婚者合コン・パーティーのClasse【クラッセ】 東京|既婚者の方のためのコミュニティーサークル (classe-party.com)